【お客様の着姿】人生の節目に着物
年を重ねるほどに美しい
お客様より、「節目の年なので、着物を一式揃えたい」とご依頼いただいたのは昨年のことでした。
どんな着物が記念すべき年に良いのか・・・
お客様の想いをお伺いし、一緒に悩み、そして・・・
特別なときだけでなく、着て出かける範囲の広い着物にしたい・・・お気持ちを一番に考え、ご提案させていただきました。
着物は、矢代仁の330柄の御召。
330柄は、もともと、織見本として550柄ほどあった中から選び、1反の柄にしたもの。
江戸小紋のような文様が織り込まれている、それはそれはめずらしい御召なのです。
風通織になっているこちらの御召は、仕立かたによって付け下げのようにもできるため、幅広くお召しいただけます。
Kさまは、御召の幅広さに共感され、こちらの御召を選んで下さいました。
緑系の色が御好みと伺い、お顔映りもキレイなこちらの色をオススメさせていただきました。
帯は、普段にも着られるように、織名古屋帯をご希望だったので、帯屋捨松の帯を合わせさせていただきました。
「ペルシャ双鳳文」
今回の御召だけでなく、色々なお着物に合わせていただけるので、オススメさせていただきました。
実は、こちらの帯、私が一目ぼれした帯なので、Kさまに選んでいただけてとても嬉しかったです。
おふたりの着姿は、一枚の絵のようで、本当にうっとりしてしまいました。
記念日にこんな素敵な写真を撮れたらいいな~
年を重ねるって素敵ですね。
Kさま、ありがとうございました。