おかげさまで94年目を迎えました。

祖父の想いを大切に・・・

早いもので、祖父が亡くなってから39年の月日が流れ、来年は、丸やも95年目を迎えます。

今年は、来年に向けて、新しい復刻御召を発表できるよう、準備が始まりました。

年々、できることが少しずつ減ってきている呉服業界ですが、今できること、今残せることに全力を尽くしていきたいと思っております。

 

祖父が50周年の時にお客様にお配りしたご挨拶状の中には、

「売らんかなの派手な宣伝や、目先の商売は一切致さず、あくまでも責任のもてる良品、そして恒に誠値をもって誠意ご用命を承ることこそ商道の最善と信じ、これを従前にもまして一貫した丸やのお客様へのご奉仕の不動の方針とし、末長くご愛顧とご信頼をいただける立派な老舗にしていきたい所存でございます。」とあります。

 

祖父の思いは、私たち三人の思いでもあり、これからも大切にしていきたい思いです。


作り手と手を携えて、お客様に喜んでいただける着物や帯をお届けする・・・

着物が、お客様の日々の生活の彩りになれるよう、お伝えして参りたいと思います。

 

これからも、どうぞ宜しくお願いいたします。

 

 

この記事を書いた人

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谷 加奈子

丸や呉服店 代表

東京都出身。 大学卒業後、大手メーカーのSEとして就職。 1995年、東京・大田区西蒲田に店を構える1926年創業の「丸や呉服店」の三代目として 家業に入る。2016年、着物をファッションだけではなく、もっと広い意味で伝えたく、「表に立つ人を輝かせる」という想いを載せて一般社団法人「着物道」を設立。
代々受け継がれてきたノウハウを生かして 「自分に似合う着物がわからない・・・」と いう悩みや「キレイに着るコツ」 など、着物 雑誌「七緒」「きものサロン」を始め、新聞や テレビ・ラジオなど多岐にわたって「着物生活」 の専門家として活躍中。