御召の本ができました!

復刻御召に至る経緯も掲載されています!

以前より、「御召」の専門書がないので、製作することはできないか・・・

と話していたことが、やっと実現しました!

 

御召は、戦後、一斉を風靡し、昭和30年代にピークを迎えた、西陣織の織物です。

種類が多く、種類によって織り方も変わっており、またTPOの幅がとても広いために、敬遠されがちのところがあります。

でも、御召を理解できれば、色々な場面に着ていくことができ、着物を楽しむ機会が増えるかと思います。

この本は、呉服屋を始めとして、もっと御召を深く知ってもらうための本。

京都・西陣の矢代仁が創業300年を迎えるにあたって、製作したものです。

 

祖父が昭和28年に、未来の継承につながれば・・・と思い、蒐集した裂地の復刻についても掲載していただいております。

来年は、丸やも創業95年、矢代仁の創業300年とともに、新たに取り組んでいる復刻御召をご覧いただきたいと思っております。

御召の魅力をお伝えさせていただく機会をこれからも作っていきたいと思っております。

 

この記事を書いた人

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谷 加奈子

丸や呉服店 代表

東京都出身。 大学卒業後、大手メーカーのSEとして就職。 1995年、東京・大田区西蒲田に店を構える1926年創業の「丸や呉服店」の三代目として 家業に入る。2016年、着物をファッションだけではなく、もっと広い意味で伝えたく、「表に立つ人を輝かせる」という想いを載せて一般社団法人「着物道」を設立。
代々受け継がれてきたノウハウを生かして 「自分に似合う着物がわからない・・・」と いう悩みや「キレイに着るコツ」 など、着物 雑誌「七緒」「きものサロン」を始め、新聞や テレビ・ラジオなど多岐にわたって「着物生活」 の専門家として活躍中。