絽の小紋で涼しげに
何を基準に選びますか?
6月に入りました。
5月の暑さもあってか、早めに衣替えされている方も多いことと思います。
6月に入ってからは、さらに湿度が上がり、厚手の単衣から盛夏の着物へと早めにシフトする方も、今年は増えそうな気がします。
夏のお茶事は少ないので、そんなに枚数をお持ちにならなくてもよい夏着物ですが、できる限り、バリエーションを増やしていきたいものですね。
今日は、1枚の着物でバリエーションを増やしかたをご紹介いたします。
さて、今日、ご紹介する絽の小紋は、紺色の飛び柄小紋。
飛び柄は、帯を替えるだけで、少しだけフォーマルに近い場所にも着ることができる優れ物の着物です。
お稽古はもちろん、お食事会、お茶事、観劇にもお召しいただけます。
では、お出かけする場面によって変化をもたせるにはどうしたらよいか・・・
それは、帯でお出かけの場の格に合わせることです。
お出かけの場の格・・・とは、お茶事では袋帯や絽綴帯、お食事や観劇には織りの帯、お稽古には染めの帯といった組み合わせです。
帯の格は、袋帯・絽綴帯 ⇒ 織名古屋帯 ⇒ 染め帯 ⇒ 紗献上博多帯
このようになっているので、帯で格を表現することで、着物全体の格を整えることができます。
少し緩い考え方にはなりますが、1枚の着物を活用する方法としてオススメです。
どうぞ、ご参考になさって下さい。