五つ紋の色留袖を訪問着に!

お母様からのプレゼントは「五つ紋の色留袖」

昨年より、「色留袖」のご相談を多くいただいております。

一様に、みなさま、「この色留袖、結婚してから、一度も袖を通していないの・・・」と第一声。

ご結婚のときに、またお嫁入り道具として、お母様がご用意してくださった「色留袖」のなかには、「三つ紋」ではなく「五つ紋」の着物もあり、「着ていく場所がない!」とずっと残念に思っていらっしゃったようです。

 

色留袖を訪問着に甦らせるには・・・

ご存知の方も多いと思いますが、「三つ紋」の場合には、背中と両袖に、「五つ紋」の場合には背中と両袖・両胸に、紋の型全体を白地に染め抜いています。

この紋は、一番格が高く、留袖・喪服に付け、色無地・訪問着に付けることもあります。

ただ、残念なことに、染め抜いた紋は、基本、消すことができず、みなさん、着ないままにタンスに仕舞われる方が多いようです。

特に、色留袖の場合には、「五つ紋」を着る習慣が現在は極端に少ないため、20年近くタンスに眠ったまま。。。という方もいらっしゃいます。

色留袖は、文様も華やかで素敵な柄が多いので、タンスに眠ったままはもったいないですよね。

そこで、丸やでは、紋の部分がわからなくなるように、もともと染められた柄に合わせた柄を描くことで、訪問着に甦らせるリメイクをご紹介しております。

そして、なんといっても、最大のオススメは、サイズが変わっていなければ、解くこともせずに、仕立たままの状態で柄を足すことができることなのです!

解く、洗い張り、または筋消しをする、柄を足す、仕立直す、と工程が増えれば、それだけお客様の負担も増えてしまうため、仕立たままの状態でのリメイクは、お得なのです。

 

色留袖がタンスに眠っていて・・・と、あきらめている方、まずはご相談ください!

新たな訪問着として、活躍の場が増えるよう、ご提案させていただきます。

お問い合わせは、丸やまで!

 

この記事を書いた人

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谷 加奈子

丸や呉服店 代表

東京都出身。 大学卒業後、大手メーカーのSEとして就職。 1995年、東京・大田区西蒲田に店を構える1926年創業の「丸や呉服店」の三代目として 家業に入る。2016年、着物をファッションだけではなく、もっと広い意味で伝えたく、「表に立つ人を輝かせる」という想いを載せて一般社団法人「着物道」を設立。
代々受け継がれてきたノウハウを生かして 「自分に似合う着物がわからない・・・」と いう悩みや「キレイに着るコツ」 など、着物 雑誌「七緒」「きものサロン」を始め、新聞や テレビ・ラジオなど多岐にわたって「着物生活」 の専門家として活躍中。