リモートで帯締めのお誂え

帯締めには色々な組み方があります

なかなか外出ができない今日この頃。

できる限りリスクを解除したいとおっしゃるお客様にはリモートでご案内させていただいております。

今日、ご紹介するのは帯締めのお誂えです。

 

最近は、生産も減っていることもあり、着物と帯に合わせる帯締めを探し回ることが多くなってきました。

私自身もお気に入りの帯締めの使う頻度が多いため、そろそろ新しいものを・・・と探してはいるのですが、お気に入りには叶わなく、どうしたものかと思案しておりました。

そんな中、ご縁をいただき、手組みで1本からお作りいただける作家さんに出会い、今回のお誂えとなりました。

 

お客様には合わせた着物と帯をご用意いただき、丸やでお選びいただいた帯揚げを私が手元におき、作家さんと3名でのリモート。

最初にお選びいただくのは帯締めの組み方です。

 

かなりの種類がある中で、お客様の好みを伺いながら、どんな組み方の帯締めが良いかを相談させていただき、選んでいただきました。

 

フォーマルにならず、カジュアルになりすぎない、他の帯にも合わせられる帯締め。

 

組み方から選ぶ楽しみもお誂えの良いところですね。

 

 

組み方が決まったところで、色選びに入ります。

 

数ある色の中から、帯揚げとのバランスを考えながら、色を合わせていきました。

パソコンによって色の出方が違うため、近い色を何色か選ばせていただき、選んだ色の糸を実際に送ってもらい確認後、作業にかかっていただくと言うことに・・・

 

やはり、目で確認しなければ、安心はできません。

 

リモートでのご相談を終えた後、作家さんから糸を送っていただき、帯揚げの色と確認をして返送させていただきました。

出来上がりには少しお時間をいただきますが、春には、お誂えの帯締めでお出かけしていただけそうです。

 

丸やでは、このように、リモートでもご相談を承っております。

 

お気に入りの帯締めが見つからない方はぜひご相談ください。

 

 

この記事を書いた人

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谷 加奈子

丸や呉服店 代表

東京都出身。 大学卒業後、大手メーカーのSEとして就職。 1995年、東京・大田区西蒲田に店を構える1926年創業の「丸や呉服店」の三代目として 家業に入る。2016年、着物をファッションだけではなく、もっと広い意味で伝えたく、「表に立つ人を輝かせる」という想いを載せて一般社団法人「着物道」を設立。
代々受け継がれてきたノウハウを生かして 「自分に似合う着物がわからない・・・」と いう悩みや「キレイに着るコツ」 など、着物 雑誌「七緒」「きものサロン」を始め、新聞や テレビ・ラジオなど多岐にわたって「着物生活」 の専門家として活躍中。